駒井哲郎 1920ー1976 版にみる夢と現実
第1部 2011.10.29(土) - 11.20(日)/ 第2部 2011.11.23(水・祝) - 12.18(日)
戦後日本の銅版画の先駆者として表現の可能性を切り開き、後進を育て、日本に銅版画という芸術ジャンルを定着させた駒井哲郎(1920ー76)。駒井は、見えないものを表現することを生涯追い求めました。「夢と現実、全てが私にとって夢でもあり現実でもあるのだ。」との言葉にもあるように、眼に見える現象や現実と、自己に潜む内なるものとを心の眼でみつめ、現実と夢とが織りなす表現世界を見事に実現させました。
本展では、駒井を敬愛し、作品を蒐集しつづけている資生堂名誉会長・福原義春氏の約500点という一級のコレクションを、全作品総入れ替えの2部構成でご紹介します。駒井作品を代表するモノクローム作品、福原コレクションの最大の特徴であり、駒井の全作品のなかでも数少ないカラー作品、さらに時代を代表する詩人や文学者とのコラボレーションによるブックワークなど、駒井作品の全貌をご堪能ください。
第I部では、慶応中学時代の初期から、独自の表現を生み出し、国際展での受賞など世界の舞台で高い評価を獲得した1950年代を紹介します。第II部では、新たな表現への展開を見せる60年代、さらにルドンの影響がみえる鮮やかな色彩を開花させた貴重なモノタイプ作品を紹介します。
会期 |
第1部 若き日のエッチャーの夢 1935-1960:10.29(土)-11.20(日) 第2部 夢をいざなう版の迷宮 1961-1976:11.23(水・祝)-12.18(日) |
会場 | 伊丹市立美術館 |
休館日 | 月曜日(但し祝日開館・翌日休館)/(11.22は展示入替のため休館) |
開館時間 | 10:00〜18:00(入館は17:30まで) |
入館料 |
一般¥700(600)/大高生¥350(250)/中小生¥100(80) *( )内は20 名以上の団体割引 |
主催 |
伊丹市立美術館[公益財団法人伊丹市文化振興財団・伊丹市] |
共催 |
伊丹市教育委員会 |
後援 |
NHK神戸放送局 |
協賛 |
資生堂、大伸社 |
関連企画 |
■ ギャラリー・トーク |